二本木聡子
高尾校舎から相原新校舎に移った初めての卒業生になります。
その当時のアナログ世代からは想像もつかなかったデジタル時代に突入してまいりました。テキスタイルデザインにもその流れがきていますが、手仕事による制作現場は依然として残っており、手で考えるという必要性は無くなりません。学生にもそのことの重要性を伝えていく義務があると考えています。
時代が求めるデザインを見極めながら、校友会では諸先輩方のご意見を参考に、テキスタイルデザインの今後を見据え後輩へ伝えていければと考えています。
二本木聡子(にほんぎ さとこ 1971〜)
1994年 東京造形大学 造形学部デザイン学科II類染ゼミ専攻卒業
卒業後盛岡市にて蟻川工房蟻川紘直氏に師事。ホームスパンを中心に手仕事による染織を学ぶ。3年の修業を経て、拠点を東京に移し女子美術大学名誉教授寺村祐子氏に師事。天然染料の研究とともに染織技法を学ぶ。
2000年 日本民藝館展 奨励賞受賞。2004年 第78回工芸部 奨励賞受賞。2006年 第80回国展工芸部 新人賞受賞。日本民藝館展●国展 入選多数。
2006年〜銀座ギャラリーおかりや、山形鶴岡 ギャラリー茶房東風 個展多数。
2011年 鶴岡市立美術館 鶴岡アートフォーラム 草木染色ワークショップ開催
|