誰もが何も気にせず「紙」と毎日接している。
しかし「紙」と一言で言っても、その種類は把握できないほどに多い。
ザラザラやツルツル、ふんわりにパリパリ、スケスケなど、紙のクスチュアを表現する言葉もさまざまである。物理的にバランスのとれている「紙」も、人間の感覚の前ではアンバランスになってしまうことがある。
そのような実用性とクリエイティビティの両面から、「紙」をわかりやすく解説した一冊。
デザインの側面はもちろんのこと、認知科学的な側面や建築、料理など、広い視点から「紙」の素性をあらためて解析した。
書名=UNBALANCE/BALANCE
紙の素性と人間の感覚
株式会社竹尾=編
秋田 寛=企画・構成
平凡社=刊
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