東京造形大学と、NECビッグローブ株式会社は、Webを活用し、新たなビジュアルアートの才能を発掘・支援する共同プロジェクトを4月より開始いたしました。
本プロジェクトは、BIGLOBE上に開設するWebショウケース「クリエイターズアリーナ」を中核に推進するもので、両者は、学生を中心とした若手クリエイターの発掘・育成に積極的に取り組んでいきます。
このプロジェクトは、アートと社会の新たな関わり方や、従来にない芸術系大学の価値提案を目指す東京造形大学と、Web上での新しいコンテンツ表現の場の創造や、これまでにないビジネスインキュベーションに取り組みたいと考えるBIGLOBEが、共同で展開するものです。
両者は、「クリエイターズアリーナ」を若手クリエイターの作品募集や、発表の場として活用するとともに、様々なジャンルの才能や作品がコラボレーションする場、さらには、デザインやビジュアルアートのプロフェッショナルとしてのデビューへ向けたビジネス接点の場として、プロジェクトを展開していきます。
本プロジェクトのトータルプロデューサーには、グラフィックデザインメディアの最前線で第一人者として活躍されている岡本一宣氏を招聘することで、幅広く質の高い才能との出会いから、プロを目指すクリエイターの育成、プロデュースを行なってまいります。
本プロジェクトの概要は右の通りです。
1.Webショウケース「クリエイターズアリーナ」の開設
BIGLOBEサイト上に、Webショウケース「クリエイターズアリーナ」を開設しました。学生を中心とした若手クリエイターの “ギャラリー”や“コンペティション”の場として活用します。“ギャラリー”として、東京造形大学の卒業制作展作品などが掲載されるほか、今後、海外芸術学校、アート系専門学校の作品やプロアーティストの作品集などのコーナーを増設予定です。
2.新しい才能を発掘・育成するための
コンペティションの実施
岡本一宣氏をはじめプロのアートディレクター、デザイナーらが審査員となって、「クリエイターズアリーナ」上で“コンペティション”を実施し、エントリー作品の展示や優秀作品の選考過程についても、コンテンツとして公開します。
第一回目の“コンペティション”として、東京造形大学学生を対象に「ZOKEIアリーナ」を実施します。BIGLOBEパブリッシングからWeb書き下ろし小説として出版されている「パープルレイン」を題材としたビジュアル化作品を募集し、優秀作品については、岡本一宣氏を中心とする各ジャンルの専門家がアドバイスを行なうなどブラッシュアップを図り、有償コンテンツ化、プロ化への支援を行います。
なお、本学卒業後5年以内であれば卒業生も参加可能です。詳細については、「クリエイターズアリーナ」の応募要領をご参照下さい。
3.新しい才能を刺激、モチベートさせる
シンポジウムの実施
才能発掘やプロ化への支援とともに、若手クリエイターの制作意欲と、社会参加への意識を刺激するシンポジウムを実施します。
なお、今年度は、第一回目の“コンペティション”「ZOKEIアリーナ」に向けて、5月より4回にわたって東京造形大学内で「芸術と商業」をテーマとした特別授業「ZOKEI講座」を開催しました。講座の映像は「クリエイターズアリーナ」上でご覧になれます。
|