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協賛団体展覧会レポート ひかるどうぶつえん2016
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「ひかるどうぶつえん2016」は、夏の夜の金沢動物園のナイトズーの開催にあわせ、「ひかるアート」を中心に展開する、動物園とメディアアートの異色のコラボレーションによって行われる展覧会である。

子供たちが熱中する、触れて楽しむことのできるメディアアートや、動物園内を活用し、新たな輝きを得たインスタレーション作品のほか、いたるところでアニメーションや映像の野外上映が行われ、ナイト開演の間の暗い園内を照らすように総勢20作品を超えるさまざまなひかるアートがあらわれた。また、金沢動物園監修のもと動物の展示場にて動物とのコラボレーション作品も発表されるなど、他に類を見ない様々な形態による新しい表現の作品が、夜の金沢動物園に展開された。

 本年度も運営は「ひかるどうぶつえん実行委員会」によって行われた。新たに地域文化振興において多くの実績のあるプロデューサー古澤敏文氏を起用し、より横浜市金沢区の地域に根ざしたイベントを目指して、宣伝範囲を金沢区内で拡張、東京造形大学校友会、及び、ヨコハマアートサイトからの助成を受けることによって、プレイベントの企画開催や、関東学院大学との連携企画を新規に開始し、より活動の地盤を固めることが可能となった。また、キヤノンマーケティングジャパンからの機材協力を得ることにより、展示作品のクオリティが向上し、今後の展示の可能性をより広げることができた。



 出品作家は東京造形大学卒業生、及び、東京芸術大学大学院映像研究科修了生を中心とする、若手の新進気鋭のメディアアーティスト、アニメーション作家、パフォーマーなど、若手作家総勢20組が集結し展示を行った。本年度は特別企画として、デジタルクリエイター、たかくらかずき氏(東京造形大学卒業)と、メディアアーティスト、上平晃代氏両名に本展示に向けた新作制作を依頼。また過去2年の展示の中から人気の高い作品を「ひかるどうぶつえんオリジナル」としてリバイバル展示を行った。また、中野晃太氏(東京造形大学卒業)によるワークショップも開催した。

 展示当日においては、あいにくの悪天候により、一部作品に於いては準備の遅れややむなく展示を中止や移動せざるおえない状況に至ってしまった。一方、早くも展示に毎年足を運んで下さっていると言うお客さんや、問い合わせ数の向上、雨の中の入園者数記録としては類を見ない多数であったことなど、3年目を迎え「ひかるどうぶつえん」というイベント自体が段々と認知を増やしていることを実感することもできた。

「ひかるどうぶつえん」は、金沢動物園内のイベントを借りて行っている、ほとんどの来場者にとっては、このイベントは思わぬ出会いである。動物園に遊びに行ったら、たくさんのひかるアートがあった。そのような体験ができる場所は少ない。幼い頃に経験したら、場合によっては記憶のどこかにその「ひかり」が滞在するかもしれない。




■展覧会名称
ひかるどうぶつえん2016
■展覧会会期
2016 年 8 月 27 日(土)、28 日(日)
■会場名称
横浜市立金沢動物園
■校友会関係者の人数
5名: 仲本拡史(実行委員長)、梅田健太、斉藤円香、たかくらかずき、中野晃太

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