自家焙煎のコーヒー豆屋を始めて、今年で10年目になります。 よくここまで続いたなあ、奇跡だなあ、よっぽどみんなが助けてくれたおかげだなあ、心底そう思います。 大学を卒業して地元に戻り、デザインの仕事などをして暮らしを立てていましたが、何か釈然としない日々。 常に危機感や葛藤を抱くに至る、ある強い言葉を鮮明に覚えていました。 故佐藤忠良先生が、彫刻科の学生に向けて講義の際にふと放った一言。 「大学を出て5年間。どう生きるかで、その人の人生は決まってしまう。」