MOMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションに収蔵されている「カドケシ」10個のキューブが互い違いにならんだ特殊な形状で28個のカドをもつ消しゴムは常に新しいカドで正確に消せる為マークシート式のテストや音楽家が楽譜を作成する時など幅広く支持されている。機能美の集大成ともいえるそれをデザインしたのは当時、東京造形大学を卒業後、社会人1年目の神原秀夫さんでした。その後もKDDI「iida」より発売した携帯電話「PLY」(積層を意味する)は「プライウッド」より着想し、時間や文化の積み重なりを視覚化したデザインで、D&AD Yellow Pencil賞など多くの賞を受賞。常に注目を浴びるデザインを生みだすプロダクトデザイナー/アートディレクターの神原秀夫さんにお話をうかがいました。