2012年秋に本学卒業生を中心とした6名のポルトガルのポルト、Por Amor a` Arte Galeriaでの展覧会に参加させて頂くこととなり、それと同時期にギャラリーのオーナーであるAugusto Canedo氏がアートディレクターを勤めるセルベイラビエンナーレ財団にレジデンスアーティストとして展覧会の企画者である西川肇一さんに推薦して頂き一ヶ月間セルベイラの町で滞在制作をすることになりました。
レジデンスは2、3名の作家が家とアトリエを1ヶ月間シェアーと制作をして最後におのおのの滞在成果を発表、作品寄贈するというものです。私はブラジル在住のアーティストで自分の見た夢や故人の歴史を元にドローイング的に絵を描くGabriela Brioschi氏、ブラジルの古書や故人の写真を加工した作品をつくるReynaldo Candia氏とそのパートナーJoao Augusto Ferreira氏と生活を共にしました。会話が英語という事もあり始めはとても緊張していましたが3人ともお茶目で楽しくとても親切で直ぐに仲良くなれました。朝起きてリビングで挨拶、朝昼食はそれぞれとって制作し、晩ご飯は全員で食べて2時間ぐらい談笑、週末は息抜きに車でどこかに出かける日々を過ごしました。